N-E-W-Sシリーズ (2003〜)

N-E-W-Sシリーズのロゴ

N-E-W-Sシリーズのロゴ

「N-E-W-S」プロジェクトについて

「N-E-W-S」は、鑑賞者が動画の変化を伴う音楽をスティック状のコントローラーの簡単な操作で即興的に演奏できるインタラクティブ・インスタレーションである。

スティックには方向や傾きを計測する3Dモーションセンサーとスイッチ、LEDが内蔵されている。鑑賞者はスティックを片手に握り、水平方向に回転する、あおる、ねじるという動作とスイッチを押すという極めて単純な2つの操作の組み合わせだけで、音楽と映像を楽しむことができる。東西南北の4つの方向に対して、それぞれのサウンドと映像のグループが用意されており、スティックの操作でサウンドをピックアップしながら、微妙なコントロールをすることができる。

N-E-W-Sシリーズのロゴの4色は中国の東の青竜・南の朱雀・西の白虎・北の玄武の4神の色を参考にした。

N-E-W-S(2004)

N-E-W-S(2004)

「N-E-W-S」シリーズの概要

「N-E-W-S」シリーズは、方向や傾きを計測する3Dモーションセンサーを内蔵した特殊なスティックを使用して、参加者が動画の変化を伴う音楽を簡単な操作で即興的に演奏できるインタラクティブ・インスタレーションである。東西南北の4つのグループのサウンドセットをコントロールできる。

「news」という言葉の語源は、「新しい」という意味の「new」の複数形であるといわれている。「news」の語源はNorth, East, West, Southの頭文字から取ったという説は正しくないといわれているが、この作品のタイトルはこの異説を強く意識してネーミングされている。作品のテーマは地球規模の情報への身体によるコミュニケーションである。地磁気という物理現象と身体を重ね合わせながら、地球全体と全世界に横たわる大きな問題を意識する機会をもつことができる。この作品の底辺には、地球全体のあらゆる民族の融和と平和への祈願が込められている。

<展示>

2003年に最初のバージョンを展示し、2004年に改良版を2回展示した。
2005年にはテーマを変えて大規模なインスタレーションを行った。

  1. N-E-W-S (2003)『Digital Music Festival 2003』 ジーベック・ホール 2003年10月22〜24日
  2. N-E-W-S (2004)『CCMC 2004』 東京日仏学院1Fロビー(飯田橋)2004年2月10〜22日
  3. N-E-W-S(2004)『メディアアートフェスティバル2004』 静岡文化芸術大学・ギャラリー
  4. N-E-W-S(2005)- Voice of Nature –  『Arts & Ecology 2005』大阪芸術大学実験ドーム 2005年5月