Cube-X(2016)

ーキューブを投げて演奏する楽器ー

Cube-Xは布生地の立方体の中に、Arduinoマイコンと三軸加速度センサー、小型無線モジュールのXBeeが内蔵された音楽インターフェースで、一人または複数のユーザーの間で投げたり受け取ったりして使用する。大阪芸術大学のアートサイエンス学科のオープンキャンパスなどで展示を行っている。

Cube-Xは投げて無重力状態になった時と、再び重力がかかった時に向きを三軸加速度センサーで検出してCubeの6方向のうちの一番近い方向をXBeeで無線送信し、さらにその情報を受信側のArduinoマイコンでXBeeで受信して、投げた時と受け取った時の方向に応じたそれぞれ6種類のサウンドをWAVトリガーというサウンドモジュールで12種類のWAVファイルをトリガーして発音する仕組みになっている。

一人でも複数人の間でも楽しみながら遊び感覚で身体を使ってサウンドを奏でることができるのがCube-Xの最大の特徴で、従来の楽器とは全く異なる新鮮なサウンド体験が可能となる。
WAVトリガーのマイクロSDカード内のWAVファイルを入れ替えるだけで異なるサウンドへの変更が簡単にできるので、用途に応じて音遊びや電子音響音楽などへの利用用途が広がる。

cube-x