避ける食品・選択する食品

間違いだらけの食がまかり通ってしまっている現在、消費者としては食品の購入に関して避けるべきを避け、選択すべきを選択するためのしかるべき智恵を身につけることが大切だ。

食品添加物や残留農薬など食品に関する危険情報に接したならば、すべての人がすぐに食品添加物を避ける行動に走るかといえば、残念ながら現実はそうではないようだ。
「今まで特に問題なかったから大した問題ではないのではないか」「別にまずいと感じてないから構わない」「そんなことを気にしていたら何も食べられなくなるじゃないか」などと都合の良い言い訳を見つけ出し、恐怖も喉元すぎれば忘却の彼方、今までと変わらぬ無頓着でいようとする人の方が多いのである。
しかし、それもまた悲しいかな個人の選択なのだから、御愁傷様としか言いようが無い。

私自身もこうした問題への真剣な取り組みはでわずか2、3年(2014年現在)しかたっていない。だから偉そうなことは言える立場ではないが、私は何にしても自分の選択で始めるたことはとことん追求していく性分である。興味が湧けば即実行し、自分ができる範囲の最高まで極めてしたいと思ってしまう。集中力ももって粘り強くそれを継続することも得意である。

そうした私の積極的選択行動によって、どんな食品を選別して食生活を変えていったか、またその理由は何だったのか、その一端をお伝えしたい。特に気を使っている個別の食品類については個別のページで紹介する。

1. 食品ラベルをチェックする

先ず食品選択の基本は、ラベルのあるものは原材料をしっかり見て危険な食品添加物がないかチェックすることである。
普通のスーパーで安全な食品を探すのは少しばかり難しい。「これもダメか!」などと悲観してばかりだと気がめいるので、宝探しと似ていると思うようにして楽しむくらいがよい。
コンビニにはお宝が少なく、まさにハードルが高い高難易度のゲームさながらである。
宝探しのゲームの報酬は「当たり前のおいしさの再発見」というお宝だ。
木村屋のカステラの材料がシンプルで何も不審なものが無かったのをコンビニで発見したときはまさにお宝ものの感動だった。カステラは江戸時代からあるお菓子なのだから伝統的な作り方なら安全なのか、カステラ万歳じゃないかと納得した。隣にあった他社のカステラは添加物だらけだったが・・・

2. 産地をチェックする

食材の産地に表記があるもでは外国のものは信用できないので安くても避ける。
日本産地のものでも少し高くても信頼のブランド力があるものを選択する。
無添加で自然食品のものをなるべく選択するが、原材料が加工されたものだと添加物があっても無添加表記が許されているので無添加の表示も安易に信じないようにし、ネットで評価を調べたりする。
遺伝子組み換え食材を使用していないことにも気を配るが、加工された原材料に遺伝子組み換えの表記義務がないなどの抜け穴や偽装表記もあるので、わかる範囲でより信頼性の高いと感じられたものを選択するようにしている。

3. グルタミン酸ナトリウム(MSG)を避ける

うま味を出するためのMSG(「アミノ酸など」との表記が多い)が入ってるものは買わない。体に非常に悪い影響があることがたくさん報告されているからだ。
即席麺、出汁つゆ、安い醤油、出汁入り味噌、せんべいなども含めたほとんどの菓子、パック寿司、おにぎり、冷凍食品、漬け物といったようなあらゆる食品にMSGが使用されている。食品ラベルで見かけるものの最右翼である。
出汁などのうま味成分は、コブと鰹節からから直接とったものが最高であるとは知りつつも、少し手間がかかるのでそれに近い天然の原材料のものを選択することが多い。
発酵食品も本物は美味しく健康に良いが、世の中に出回っているものは偽物ばかりだ。自然から生まれた本当のうま味と食品添加物による味のごまかしの差は歴然としている。
本物のうまさを知ると、いままでは舌が麻痺していて、いかに自分が味に鈍感だったかことがわかる。
市販の漬け物も、即席みそ汁も、本当の醸造でない醤油もおいしくなくて喜びは全く湧いてこない。本物は味覚の感覚だけが充足するのではなく、身体が喜ぶ声が聴こえてくるのである。

4. 亜硝酸塩を避ける

酸化防止剤や発色剤に使用される亜硝酸塩はなんと青酸カリと同レベルの猛毒だそうだ。食品に使われていることが信じられない。青酸カリ入りだとラベル表記がある食品をあなたは平気で食することができますか?
ワインは酸化防止剤が無ければ生まれていないとさえいわれる。ワインは好きだったが今は極力飲まないようにしている。酸化防止剤無添加のワインが売られるようになったが、料理などにはこれを使用し、時たまワインとしても飲む。従来のワインと比べ味は物足りないが仕方ないと諦めている。
ハム・ソーセージ・サラミなどパックに入った肉類は発色を良く見せるために亜硝酸塩が必ずといって入っているので、最近はほとんど買うことも食べることも無い。スペインなどの生ハム(ハモン・セラーノ)は塩漬けした豚を熟成させたもので、原料は豚と塩のみである。保存性もあり非常に美味しい。これが本当のハムというものだ。スペインで食べた生ハムのおいしさは今でも忘れられない。
スーパーなどでイタリア産の豚と塩だけの生ハムの薄いスライスを見かけることがあるが、日本ではなかなか本物の生ハムにはお目にかかれないのが残念である。
タラコや明太子は通常品は発色剤・酸化防止剤・着色料など添加物がてんこもりだ。これも全く食べなくなった。博多の高級品の明太子などでは無添加のものがあるようなので、いつか食べてみたい。

5. トランス脂肪酸を避ける

外食産業のほとんどの揚げ物には「狂った油」とか「プラスチックの油」と呼ばれる害の多いトランス脂肪酸が含まれている。ハンバーガーチェーンやドーナツチェーン、ファミレス、コンビニ、弁当屋などの揚げ物に多く含まれ、これらの食品は特に避けている。
かつてバターよりも健康に良いと宣伝されたマーガリンにはトランス脂肪酸が含まれていてむしる健康に悪いことが判明しているので、マーガリンは買わないし使わないことにしている。(現在はパン食をほとんどしないので使う機会も少ないが・・・)
ショートニング、クリームなどにもトランス脂肪酸は含まれ、女性が特にお気に入りのお菓子やケーキには多く含まれているので、これらを表示を見つけた菓子類は口にしない。間違ってそうした食品を口にすると喉のあたりの違和感がすぐに発生するので、その毒性は身をもって感じている。
油は良質なオリーブ油やごま油をもっぱら使用している。サラダ油もあまり体に良くないらしいので、だし巻き卵のようなオリーブ油やごま油がなじまない食材にだけごく普通のサラダ油を最小限だけ使っている。(機能性やダイエットをうたったサラダ油はかえって危険が多い場合があるようなので注意が必要だ)

6. インスタント食品を避ける

カップラーメンや即席みそ汁などの便利なインスタント食品は添加物のオンパレードである。このようなものを毎日食べていたら、必ずや体はむしばまれ味覚も破壊されるだろう。一切のインスタント食品を避けている。
2013年に亡くなった父親はいくつの重病に耐えて比較的長い寿命を全うしたが、晩年に毎日のように好んでインスタントラーメンを食していた。今から思えば確実に数年の寿命を縮めたのではないかと私は確信している。

7. 人工甘味料を避ける

砂糖よりもカロリーの無い人工甘味料の方がダイエットに良いと喧伝されているが、これが逆にダイエットにも健康にも悪いようである。スパルパルテームなどの人工甘味料が入っているガムやお菓子、ジュース類をなどは一切食さないことにしている。人工甘味料そのものであるカロリーカットシュガーなどはもってのほかである。
砂糖自体が「白い麻薬」とも称され、特に白砂糖はミネラル分が無い化学物質のようなもので体とこころに悪いので、砂糖はミネラルのある天然ものを選んで使用している。
甘いものはあまり好んで食べないが、食べたい時はアンコを含んだお菓子で極力添加物が含まれないものを選んでいる。

8. 本物の発酵食品や醸造食品を求める

味噌や醤油、納豆、漬け物など身近な発酵食品があるが、市販されているものには昔ながらの手間ひまのかかる発酵を簡略化して、添加物などで味あ色を整えたり保存料を加えているものが非常に多い。一部の良心的な本物発酵食品だと本来の美味しい伝統的な味が味わえるので、そうした食品をチェックして良心的な商品を求めて購入している。多くのまがい物はまずくて口に入れる気さえしない。
酒や酢などの発酵を利用して醸造する食品についても100%の醸造品は少なく、市販品は化学的方法で合成された醸造アルコールや酢酸などが加えられているものがほとんどだ。混じりけの無い昔ながらの醸造をしている酒や酢などを探して買うことにしている。酒は純米醸造酒、酢は醸造酢をえらんでいる。バルサミコ酢もよく使用するが、本場の製品で保存料などが一切入っていないものを選んで買っている。

9. 嗜好品の摂取はなるべく少量にする

食べたい食品で安全な良い商品が見つからないこともある。体に悪い成分があると分かっていても、時にはどうしても食べたいという誘惑を押さえつけすぎても精神的には良くないので、より危険でないものを選び、嗜好品という位置づけで頻繁には食べないようにして自覚的に食べ、あまり気にし過ぎしないようにしている。
例えばラーメンの麺の冠水にも問題があるといわれているが、それを気にしたらほとんどラーメン自体が食べられなくなるので、あまり頻繁に食べないよことは心がけ、通常は健康で安全な食生活に気を配ることを怠らないようにしている。良くない食事を連続させないことが重要だ。(ちなみに有るとは信じていなかった完全無添加のラーメンを発見して食したところ、非常に美味しく無添加の威力を十二分に感じさせられた)

10. 季節に合った旬の食材をなるべく取り入れる

日本は四季がはっきりしており、季節の旬の野菜や果物が豊富にある。しかし、今はハウス栽培や野菜工場などで季節に関係なく野菜や果物が出回ることが多く、本来は季節野菜なのに一年中出荷されているものも少なくない。
旬のものは季節毎の体調を整えるものが多いので、季節にあった野菜や果物で本来の美味しさと栄養がある食品を選んで食生活になるべく取り入れるようにしている。こうした季節感を感じる文化は日本文化の重要な要素であり、大切にしたいと思っている。