危険な食品添加物から遠ざかる

危険性を有するといわれる食品添加物を含んだ食品を摂取したからといって、直ちに病気になったりはしない。だから多くの人は危険な情報に接しても無視を決め込んでしまう。しかし、毒性のある食品添加物を毎日摂取し続けて累積していくと、コップの中に注がれ続けた水滴がある時についに溢れ出すように、身体に不具合が起こるようである。

食品添加物に対して過敏になり過ぎて恐怖を抱きすぎるのも健康に良くない。
また、完全に食品添加物を断ち切ろうと神経質になりすぎるのも無理が生じる。
客としてもてなしで出された食べ物を断るのが忍びない場合もあるし、食事の質を選ぶだけの余地が無い多忙な状況もある。

また、たまにはベストでないと知りつつも食したい嗜好品もある。
そうした場合はあまり気にし過ぎないで、今日は添加物を摂取したということを自覚して、同じような質の悪い食事が連続しないことに注意を払えば良いと考えている。

危険な食品添加物を断ち切れればそれにこしたことは無いが、なるべく遠ざかという発想で無理をし過ぎない範囲で努力をすれば良いと思う。問題を知っている食品であっても摂取したいときは、嗜好品として最小限にとどめるようにしたら良いのだ。
食品添加物を含んだ食品を日常的に食べていると正常な味覚は破壊され、中毒症状を伴うような狂った味覚にとってかわる。破壊された味覚はまずは回復させ人間本来の正しい感性に立ち戻ることが大切である。

私自身が食品添加物を遠ざけていった経験について、参考のため時系列的な経緯を述べよう。

  1. 食品添加物の危険度の情報を参考にして、危険度の高いものの概要を理解する。
  2. 家にあった食品の原材料のラベルをチェックして、ひとつひとつ危険度をチェックして、それらがあった場合はゴミ箱へ直行の破棄をした。「ブルータス、お前もか!」の心境となる。
  3. スーパーなどで食品を購入するときに、必ず原材料のチェックをして、気になる添加物が入っている食品を極力購入しないようにした。これを続けることで、どのような食品にどんな添加物が加えられているいるかのパターンがだんだんわかるようになる。
  4. 良い食品・食材についての情報を、書籍やインターネットで調べて知識を広く豊富にしていく。
  5. より良い食品・食材をどこでどうしたら購入出来るか情報を増やしていった。その結果、コンビニで安心して買うことができる商品は1%もないことが判明する。普通のスーパーでは少しマシだが大して変わらないことがわかる。どのような店舗なら安心食品が多いのかを手探りで探していくことで、身近にもいろいろなところがあることを発見したりする。
  6. 自主的に調べれて賢くなればなるほど、安全な食品の購入方法が身についてくる。そして、自ずと調理方法の研究も進んでいく。
  7. 食に対する考えが一変して、人間にとっての本来の食とは何かを何かつけて考えるようになり、世界の食の改善の必要性を痛切に感じるようになる。
  8. 同じような考えを持つ人々が次第に大きくなっていることを知るようになる。安全な食を生産・販売を地道な努力で行っている人々の姿が見えるようになり、たとえ購入だけでもよいから自分ができる形での支援しようという気持ちが湧いてくるようになる。

次に、危険な食品添加物から遠ざかる実践をすると、どのような身体的変化が現れてくるか、実際に体験したことを紹介する。

  1. 食品添加物の摂取量を少なくすると、味の感覚が少しずつ変わり正常な味覚がもどってくるような気がしてくる。
  2. 食品添加物を抜いていくと、食品添加物を多く含んだ食品を口にすると、舌がしびれる、喉や食道・胃に違和感を感じるなど、身体が敏感に反応するようになる。ひどいときは違和感が2、3日が続くこともある。
  3. 鼻毛が伸びなくなり、いろいろな部分の毛髪も黒さが増した。白髪が少し目立たなくなり、白さが減った。一本だけ異常に伸びる毛が減った。
  4. 肌つやがよくなり、荒れていた肌の部分がみるみる改善していった。
  5. 頬の当たりがむくみがとれたようにすっきりしとし、顎回りがすっきりして顔の形も非常によくなった。
  6. 眼の下のくぼみにふっくらした肉がつくようになり、表情が良くなり、目の隈があまり出なくなった。
  7. 頭脳の働きが明晰になり、うっかりミスや物忘れの度合いが少なくなった。
  8. 体の皮膚で少し異常を感じる部分が年齢とともに増えていたが、それがだんだんと改善され確かに正常に近づいていく現象を身をもって体験した。
  9. 味覚が正常になり、添加物を使っている食はまったくおいしさを感じなくなり、本来の安全な食は大変おいしくいだだけ、食に対する感性が豊かになり喜びが増した。その結果、自炊率が飛躍的に増えてレシピが少しずつ増え、洗い物も苦無く素早くできるようになった。
  10. 良い食材の厳選と自炊率を高めることで食品添加物が身体からかなり抜けてくると、少しの添加物であっても身体が敏感に反応するようになり、添加物の影響を如実に感じられるように(=毒に犯されていない本来の身体状態)になった。
  11. 身体に悪い影響があると思われる食品を食べるとすぐに水下痢になり排泄するようになった。自己防御反応が高まったのだと思われる。動物が持っている野生の力がもどってくるのか?

以上のような経験を私は実際にして、食は人間が生きる基本となる文化であることを実感できるようになった。それをさらに進めれていけば究極には自分で安全で豊かな栄養のある美味しい食物を栽培して自給自足するようなことになっていくだろう。
実際に食の大切さに開眼して安全な作物を栽培するような人が増えているようだ。今のところ私はまだそこまでは至っていないが、ひとつの理想としてのイメージは確実に出来た。逆に食品添加物から遠ざかる努力をしていなかったらば、重大な病気にかかっていただろうという切実な実感もある。

食品添加物をはじめ、体に悪い食べ物や飲み物を避けるためにはある程度以上の知識や注意深い選択行動が必要となるが、完全に避けるのはなかなか難しい技である。
「ここに目が届いていなかったのか!」とか「あー!食べて失敗した」と反省することは今でもしばしばある。
完全を期せなくてもより賢い選択ができるためには、それが本当に美味しいと感じとれる正しい味覚を身につけ、第六感を大いに働かして何が良く何が悪いかを直感できる能力を高めることが重要である。

まずいものはまずい理由がある。
まずいものをまずいととちゃんと感じて避ければよい。
美味しいものには美味しい理由がある。
身体が喜ぶ美味しいものを食して感謝する。
正しい食に近づいていくには、ただそれだけでよいのではないか?