ーモーションカメラセンサーによるバラとの対話ー

kinect互換センサーのXtion Pro LiveとProcessingを利用した作品で、バラの花が上部から落ちてくるデジタルサイネージの画面の前に鑑賞者が立つと自身のシルエットが現れ、シルエットがバラの花に触れると花びらとなって散る形で、バラの花と戯れることができるインタラクティブ・インスタレーション作品。

『キテ・ミテ中之島2016』のための出展作品として制作され、2016年5月21日〜6月19日に京阪大江橋駅で展示された。中之島がテーマであったので、中之島バラ園に注目してバラへの記憶や心的イメージを体験化するインタラクティブ作品とした。結婚式などで花束や花びらを空中に散布するイメージをベースに、実際の物理シミュレーションとは異なる心に描くバラの内的イメージを引き出すことを意図している。花びらが散る瞬間の微かなな感触とサウンドを感じてもらいたいためにサウンドは意図的に無くしている。